予防歯科は
究極の幹細胞
UPDATE MEETING 2026
Perio Health Institute Japan
2026.2.15sun-2.16mon
いまや多くの歯科医院で標榜される「予防歯科」ですが、実態はPMTCの繰り返しによる“予防ビジネス”にとどまっていないでしょうか?PHIJが掲げてきたのは、歯を本当に守るための「予防医療」。
その中核となるのが、MTM(メディカルトリートメントモデル)、そして新たに提唱したFTM(ファンクショナルトリートメントモデル)です。
本アップデートミーティングでは、MTMの進化と実装、FTMの臨床的活用、さらには「食と栄養」「AIとの連携」など、今後の予防歯科の可能性を拡張する多様なセッションを通して、「予防歯科は究極の幹細胞である」という視座を共有します。
その中核となるのが、MTM(メディカルトリートメントモデル)、そして新たに提唱したFTM(ファンクショナルトリートメントモデル)です。
本アップデートミーティングでは、MTMの進化と実装、FTMの臨床的活用、さらには「食と栄養」「AIとの連携」など、今後の予防歯科の可能性を拡張する多様なセッションを通して、「予防歯科は究極の幹細胞である」という視座を共有します。
- Message -挨拶文
FOUNDER'S MESSAGE挨拶
- Director's Message -挨拶文
OVERVIEWイベント概要
- 開催日時
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2026年2月15日(日)・16日(月)
【15日】9:30~17:30
(開場9:00、開会の挨拶9:25~) /
18:30~ アフターパーティー
【16日】8:30~16:15(開場8:15)
※なお、上記の開催時間は実施内容により変更となる場合がございます。
その際はあらためてご案内いたしますので、ご了承ください。
- 会場
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ライトキューブ宇都宮 大ホール
詳しくはこちら
- 参加費
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■団体参加(全て税込・2日間の昼食代込み)
2〜5名まで 1名につき 29,700円
6〜10名まで 1名につき 27,500円
11〜29名まで 1名につき 23,100円
30名以上 1名につき 19,800円
※1名でのご参加は「個人参加」の区分でお申し込みください。
■個人参加(税込・2日間の昼食代込み)
1名 36,300円
■10X受講生 ※2025年度受講者のみ
(税込・2日間の昼食代込み)
1名 14,300円
※上記参加費には2日間分の昼食代が含まれております。
※アフターパーティー代の参加費は別途頂戴します。参加費はアフターパーティーの項目をご確認ください。
- アフターパーティー
- ■詳細 日時:2026年2月15日(日) 18:30〜
参加費:お一人 15,000円(税込)
会場:ライトキューブ宇都宮 中ホール
会場の詳細はこちら
- 参加申し込み
- 問い合わせ
- phij@fukuoka-tdc.com
PROGRAM セッションプログラム
幹細胞に最適な学びは
どうあるべきか
<予防歯科医院における
学びについて議論する>
【概要】
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MTMを実践するクリニックでは、知識技術はもちろん、多角的な力が求められている。
患者さんに対して相手を思いやる心や傾聴、行動変容を後押しする人間力はもちろん、組織に目線を変えると、スタッフ間の人間関係と連携はMTMを円滑に運用し、向上するために必要不可欠だ。
そしてまとめ役にはマネジメント能力も、、新人はこの壁を高く感じるかもしれないし、教える先輩にとってはプレッシャーかもしれない。
さらに、個人の性質により適切な学び方は大きく違う。つまり、理想を目指せばすべきことは無数にあり、それに伴う教育と学びをどのように進めるべきか、頭を悩ませる。
本講演では、正解のない「学び」に関する10年間の創意工夫について共有しつつ、現在と未来についてディスカッションする。
登壇者紹介
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石川 健
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名古屋 志帆
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秋山 みなみ
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池田 ちひろ
「おしえあう」文化と
「ひと育て」の未来
【概要】
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歯科医療の現場では、日々の診療だけでなく、人材育成や知識共有がますます重要になっています。
PHIJが掲げる「次世代人材の輩出」や「予防医療の普及」を実現するには、歯科医師・歯科衛生士が互いに学び合い、共に成長できる環境づくりが欠かせません。
私自身の臨床経験や教育の取り組みを通じて実感しているのは、「おしえあうって、すばらしい。」という理念が、確実に現場を変え、未来の歯科業界を豊かにしていくということです。
本講演では、soeasy buddyを活用した知識共有の実践例とともに、学び合いがもたらすイノベーションの可能性についてお話しします。
登壇者紹介
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山下 宗
理想を現実に活かすMTM
〜現場から見える
実践のヒント〜
【概要】
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「頑張っているけどなぜか上手くいかない。どうすればもっと良くできるだろう」
「理想と現実をつなぐ工夫は何だろう」
本セッションでは、MTM臨床に携わる2人の歯科衛生士が、日々の現場で直面した経験をもとに、学びや気づきを共有します。
理想論だけでは語りきれないリアルな臨床の中で、どのように成長へとつなげていけるのか。会場の皆さんの意見や経験も交えながら、実践に生かせるヒントを一緒に探っていく60分です。
~なぜお口ポカンが
増えるのか?~
大切だが・誰も知らない
口腔機能論
【概要】
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話には2つの“ものさし”がある。
1.“大切”と“大切でない話”、2.“誰もが知っている話”と“誰も知らない話”。
これを組み合わせると、次の4つのパターンになる。
Ⅰ:大切だし・誰もが知っている話
Ⅱ:大切だが・誰も知らない話
Ⅲ:大切でないが・誰もが知っている話
Ⅳ:大切ではないし・誰もが知らない話
では、貴方はどの話が聞きたいだろうか?
そもそもⅢ・Ⅳの“大切でない話”は聞く必要がない。
では、残りの2つではどうだろう?
Ⅰの“大切だし・誰もが知っている話”は、入門書などの基本的な内容だ。
例えば、離乳前期は舌が前後運動、中期は上下運動、後期は左右運動になるとある。もちろんこれは重要である。
しかし、全国各地から熱心な先生が参集される“PHIJ UPDATE MEETING”で、こんなレベルの話をするのは、あまりにももったいない。時間の無駄である。
そこで今回のタイトルは、~なぜお口ポカンが増えるのか?~ 「大切だが・誰も知らない口腔機能論」とさせていただいた。
登壇者紹介
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岡崎 好秀
歯周病専門医と獣医の
フリーゾーン・フロンティア
による
新たな患者価値の創造
【概要】
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本講演では、「Free Zone Frontier(フリーゾーン・フロンティア)」のコンセプトを基盤に、歯周病専門医と獣医がコラボレーションすることで切り開かれる新たな医療の可能性を探ります。
フリーゾーン・フロンティアとは、競争ではなくコラボレーションを通じて全く新しい価値を創造する領域であり、異なる専門性を持つ人々が互いの強みを融合させることで、単独では到達できない成果を生み出すことを目指します。
人と動物の口腔健康は密接に関連している、というエビデンスが少しずつ出始めています。専門家同士が情報・技術・予防戦略を共有することで、より包括的で革新的な診療モデルが実現する未来が訪れるかもしれません。
本講演では、実際のアメリカにおける事例を交えながら、次世代型医療のビジョンと、歯周病専門医と獣医のコラボレーションが患者様・歯科医・社会全体にもたらす新しい価値の可能性を探ります。
登壇者紹介
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宮本 貴成
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押村 憲昭
AIは歯科をどう変えるのか──
予防から始まる共創医療の未来
【概要】
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AI技術の急速な発展により、歯科医療は診療効率化、患者情報の可視化、リスク予測など、従来の枠組みを超えた革新的な可能性を獲得しています。
私は歯科医師として臨床に携わりながら、起業家として予防医療の社会実装に取り組んできました。この経験から、AIが単なる診療支援ツールを超え、予防医療の概念そのものを拡張し、歯科医療に新たな価値をもたらす力を持つと確信しています。
本講演では、臨床現場での実践知とAI導入の経営視点を融合し、AI活用による歯科医療の具体的変革シナリオを提示します。そして技術革新が進む時代における歯科医師の新たな役割と社会的使命について展望いたします。
登壇者紹介
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佐野 泰喜
災害歯科と人々の絆
【概要】
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今年で歯科医師になり18年目、MTMと出会い12年、PHIJのコースを受講し出会ったすばらしい先生方と楽しい歯科医師人生を歩ませてもらっておりますが、これまでの歯科医師人生は災害とともに歩んできた道でもありました。
日本は地震や台風、集中豪雨による土砂災害などの災害が多く、特に地震の発生には特別な周期性や活動期・静穏期の区別を見出すことはできないため、予知が難しく、万が一のために備えることが重要です。
また、過去の大規模災害から震災関連死のうち4分の1が誤嚥性肺炎であったとの報告もあり、震災対応の様々なフェーズの中で歯科医療者として貢献できる場面が多々あります。
今回は2011年宮城県沖を震源とする東日本大震災、そして2024年能登半島を震源とする能登半島地震という二つの震災を体験し、災害時の現場の状況と対応、被災地への人道支援、また歯科医療者としての救援活動を行なった経験に基づきこれから必要な対策をお話しします。
登壇者紹介
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白石 大祐
SNSで作る予防歯科の新しい形
【概要】
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予防歯科が広まらない理由は、知識不足ではなく「関心の薄さ」にあると感じています。どれだけ正しい情報を伝えても、人は興味を持たなければ行動しません。
SNSは、専門的な内容を「行動したくなる形」に変換できる可能性を持ったツールだと考えています。本講演では、SNSを活用しながら予防歯科をどのように身近でポジティブなものとして発信できるか、そしてその発信がどのように人々の意識に届きうるのかを考察します。
予防歯科を「伝える」から「感じる・動く」に変える。SNSという現代的なコミュニケーション手段を通して、予防を“文化”として根づかせるための新しい形を提案します。
登壇者紹介
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まさ太郎
MTMの先にたどり着いた
予防歯科『医療』の現在地
【概要】
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かつて予防歯科といえば、う蝕予防や定期的なメインテナンス(MTM)により「虫歯ゼロ」を目指す取り組みが中心でした。しかし、近年は「虫歯がない=口腔が健康である」とは言い切れないことが明らかになっています。
子どもの健やかな発育には、口呼吸の改善、咬合や歯列の調和、顔貌や顎の正しい成長、さらには姿勢や全身の発達、食生活や栄養管理といった広範な視点が欠かせません。
つまり予防歯科は、口腔局所にとどまらず「全身の健康を支える医療」へと進化してきているのです。
本セッションでは、長年にわたり地域で予防歯科に取り組み、数多くの臨床経験を積んできた二人の院長が登壇します。
従来のMTMを超えて、子どもから成人・高齢者までを対象とした包括的な予防歯科の実践、チーム医療の可能性、そして歯科医院が「健康ステーション」として果たしうる役割について語ります。
今まさに転換期を迎える予防歯科医療の「現在地」を共有し、参加者の皆さまと共にその未来像を描いていきます。
登壇者紹介
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築山 鉄平
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安藤 壮吾
医療従事者が知っておくべき
栄養療法の重要性
〜予防・治療への応用〜
【概要】
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本講演で紹介するオーソモレキュラー栄養療法は、1960年代から精神疾患領域の治療として始まり、現在では精神疾患だけでなく癌、アレルギー、発達障害、自律神経失調症など幅広い疾患に応用されている。
食事を意図的に変更し必要な栄養素は積極的にサプリメントを用いて補充することによって、患者の病態を改善するために最適な内部環境を整えるものである。
医科だけでなく歯科クリニックでも予防から治療の補助に栄養療法を導入する施設は増えており、施設の差別化だけでなく患者の満足度向上にも役立っている。
本講演では、アレルギー疾患、発達障害、女性の不定愁訴について、栄養や代謝との関係について解説し実際の治療経過を紹介する。
登壇者紹介
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長谷川 雄一
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溝口 徹
最高のパフォーマンスのための
休養学
【概要】
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リカバリーの定義は「心身の活動能力の減退した機能を回復し、休養をもって生理的・心理的資本である活力を蓄えて次に備えること」。これを我々は「攻めの休養」と呼んでいる。
約8割が疲労を抱えその割合は年々増加している日本社会。その裏側にはDXなどの情報革命による効率化がエスカレートしている社会的背景が理由の一つにある。
これにより心身のバランスは乱れ始めているが、この対策についての知識や術を持たずにいままできてしまったことに気づかされる。今後も豊かに生活するためには今こそ休むことに対して真剣に向き合う行動が必要となっている。
なんとなくの「睡眠=休養」の時代から個々が真剣に休養を取りにいく工夫が求められる時代に入ってきた。これから時代を生き抜くために必要なスキルとしての休養について一緒に考える機会にぜひしていければと思います。
登壇者紹介
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片野 秀樹
口腔機能低下症・
訪問歯科セッション
【概要】
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FTMの“終着点”とも言える高齢者ケア・訪問診療におけるFTMの役割とは?訪問歯科の新しい形を再定義します。
- SCHEDULE - タイムテーブル
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